日本に住み続けるのはリスクです。
失われた10年が既に30年となっており遂に、2024年2月に日本の昨年1年間の名目GDP=国内総生産は、ドルベースでドイツに抜かれて世界4位に落ちました。
2010年に中国に抜かれて3位になっていたのが加速して日本沈没が始まっております。
アジアに23年間連続滞在していて海外から日本をみていてどのように日本が評価されていて何がこれから日本に
起こるのか気ががりでならない為今回の内容を日本におられる、特に現役世代の方に向けて発信させて頂きます。
日本の凋落データー
名目GDP【設備投資の伸び率】
製造業関係で円高に伴い、日本の向上がこぞって東南アジアなど海外へ製造拠点を移設して現地生産へシフトする動きが1980年代以降加速してこの名目GDP【設備投資の伸び率】が
1988年:16.5%でしたが、
2023年:4.6%と
大幅に落ちております。
昨今の超円安と中国の景気低迷により既にこの製造工場の現地生産は日本国内生産へ逆の動きになり、事業の清算で忙しくなっている現実があります。
私の友人も以前は中国ビジネスで超多忙でしたが、年末は家族を呼び豪遊していましたが、今や会社を清算して京都へ引き込みました。
日本の去年の名目GDPがドル換算でドイツを下回ったことについて、「日本企業は収益が伸びてきたが投資や賃金に回さなかった。ただ、企業が悪いわけではなく国内で消費が伸びなければ国内で設備投資する動機がなくなり、むしろ海外に投資してしまう。その状況が続いたことが、30年間の日本の停滞の原因だ」と指摘しました。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎 経済調査部長談
海外駐在員を従来の形でやっていくのは形が変わっていくと推測されます。
日本人の海外移住者数
日本人の海外永住が増え続けている。生活拠点を移した永住者の数は2023年時点で前年比3%増の57万4727人となった。ここ20年ほど増え続けている。以下を見ると一見、2020年から減っているように見えるがコロナの影響で長期滞在者が若干減ったが依然として永住者は増え続けております。
外務省、海外在留邦人数調査統計より引用
私が忙しいのは、海外移住者のアレンジ・現地でのお仕事紹介になってきております。
日本のオワコンは加速していく
それでは、日本のオワコンはどのように進むのでしょうか?世の中がひっくり返るくらい革新的な技術を開発せず
政党間の足の引っ張り合いをしているうちはもう結果は大変残念ながら見えております。
シナリオ1 人口減少と円安が続き内需が縮小して後進国の仲間入りする
総務省発表では、去年10月1日現在の人口推計を発表し、外国人を含めた日本の総人口は1億2435万2000人で、前の年よりも59万5000人、率にして0.48%減りました。 日本の総人口は、2011年以降、13年連続の減少となり、減少幅、減少率ともに前の年よりも拡大しています。人口とくに若い人の数は力であり、大きな経済力を発揮します。
アジアではインドや東南アジア諸国など人口が多く、平均年齢が20歳代と若い国は今後、爆発的に経済が成長することが予想されます。
従って日本では、円安の輸入原材料費高騰もあって内需が当然縮小していきます。
韓国・フィリピン人がなぜ出稼ぎに多くの国民が海外へいくかはどうようの理由:内需がない(国内に仕事が少ない)といった理屈になります。
もう5年。10年経つと冗談抜きに困り果てる方が多く出てきてしまうと危惧します。
今から準備され、日本を捨てる必要はありませんが軸足を海外へ置くのは絶対に必要だと思いませんか!?
シナリオ2 大増税が始まり手取りが半分に!?
どう考えても、今後は大増税しか思い浮かびません。
大増税の原因
1)東日本大震災
2)コロナでのワクチン費用など大幅出費
3)就業人口減少により税収の不足
4)脆弱な日本のインフラ整備(トンネル・橋梁など)コストの増大
5)国家予算の31%が令和5年の歳入に対する国の借金返済(公債金)です。
こんな家庭は崩壊しています。
先送りするにも限度があるので10年後の日本にはガラポン(グレートリセット)になる可能性が高いと考えております。
モデルケースの手取りはどのくらいかな?
個人所得税、住民税、社会保険料、固定資産税、事業税(事業主)など引かれます。
他固定資産税、消費税など入れるとなんだかんだで約40%は国に吸い取られております。
年収手取り | 健康保険料 | 厚生年金 | 雇用保険 | 所得税 | 住民税 | 手取り | 手取/給料総額 |
年収800万円 | 474,504 | 680,760 | 24,000 | 470,100 | 451,500 | 5,899,136 | 73.7% |
年収600万円 | 348,900 | 549,000 | 18,000 | 203,000 | 308,800 | 4,577,300 | 76.2% |
だから中田さん始め多くの芸能人・プロ野球選手(ドル建てだったら円転すれば30-40%増えている形に)が海外に流失するのです。
ちなみに、シンガポールは相続税がありません。
推測では10年以内に、50%くらい税収で取られるようになっていくのは現実の世界です。
シナリオ3 自然災害が急増して債務超過の急拡大と諦めの気持ちが強くなる
こんな危ない国なんてそんなにないですよ!
私見ですが、数100年に一回は繰り返し歴史は多くの津波を経験しているはずなので人口が多い東京や大阪は比較的安全だから人が住んでいると言えるのではないでしょうか!?
まずは地震・津波
シンガポールは地震がまずなく震度1で驚きます。津波もなく安全です。
1月1日に石川県、能登半島で最大震度6強が起きて大騒ぎになりましたが今後30年以内に70%の確率で起きる(ほぼ間違いなく起きるに近いです)南海トラフ地震の対象地域の方は移住を絶対考えた方がよいと思います。
ほぼ国民の半数が被災すると言われており特に西日本にご在住の方は真剣に考える時期がとっくにきておりもうあまり時間がありません。
スーパー台風・竜巻・火山の噴火など
1分間の平均最大風速が67M/Sを超える台風が【スーパー台風】(カテゴリー5相当)とされており確実に日本上陸RISKが増大していきます。
フィリピンレイテを襲った【ハイエン】スーパー台風
- 中心気圧 895hPa
- 最大瞬間風速 90M/S
- 死者・行方不明者 7,000名以上
- 被災者 1,600名以上
- 家屋倒壊・損傷 100万棟以上
また日本は、国中火山だらけで温泉が楽しめます。ということは危ないということですね。
戦争リスク急拡大(極東地域)
FAR EAST(極東)って地図をみて頂くと分かりますが、
共産・社会主義国家の目の前で近くに自由主義圏は存在しません。
特に中国と北朝鮮リスクが急拡大しており、日本政府も自衛隊の軍備拡張に多くの予算を費やしているため、破産に近い国家予算はもっと悪くなるのは明白です。
また日本は、国中火山だらけで温泉が楽しめます。ということは危ないということですね。
有名人の海外移住者は?
中田敦彦さん
お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんは、2021年3月に、ご家族でシンガポールへ移住されました。
奥様の福田萌さんもご一緒です。リモートワークがメインになったことから、英語と中国語が学べるなどの理由でシンガポールに決めたそうです!
シンガポールから種々ご発信されております。私もシンガポールでお見掛けしました。
GACKTさん
GACKTさんはマレーシア(クアラルンプール)へご移住されておられます。
500坪の敷地にある豪邸のなかには、ジムやバーカウンター、プールを完備しているとか。ご本人は泳げないとおっしゃっておられるようですが。
住みやすさが移住の決めての様です。
中島愛望さん
中島愛望さんは、タイへの移住組です。
中島愛望さんは、タイに住みながら日本でも活躍されております。
売り込みは、タイ・日本のファッションモデル!日本に縛られる必要はもうないのです。
実は、最近の流行として新しい生き方のひとつとして海外に住みながら日本でも活動する方が増えております。
高い税金を回避しながら日本の素晴らしい風土・お食事・観光を外国に住みながら楽しむといったところでしょうか。
これから歌、TV、ラジオ、イベント、Youtubeでも動画を配信してタイと日本をさらに盛り上げていきたいと意気込んでおられます。
希望を持てる明るい話題はないのでしょう??
あれだけ終戦後食料もない・昭和21年にガラポンのグレートリセットがあり国民の財産を没収する形で戦後の敗戦保証など補い
終戦直後:昭和20年 7,200万人だった人口が昭和42年に1億人を超えて平成16年に1.28億人までにさせた我々の偉大な諸先輩方がおられたから今があるのです。
落ちるとことまで落ちたら上がれば良いのです。
でも誰もババは引きたくないですよね。
だからよく考えてRISK分散の意味もあり
1)居住地変更
2)もつ資産の分散投資(USドル、ユーロなど)など検討はしておいて損はないと思います。
銀行も日本にいながら上海香港バンク(HSBC)やシンガーポールDBSなど金利が3%程度くらいつく国はいくらでもありまだまだ日本の0金利に近いところに預けておくのが一番RISKなんです。
金融リテラシーという言葉とポートフォリオの言葉を知らないともうだめです。
海外移住準備は周到にしましょうね?
まずは、長期滞在から始めましょう
お勧めはあまり最初から気張らずに長期滞在から始めることをお勧めします。
短期30-60日であれば大概の国が観光VISAで入れるのと、安めのホテルを長期契約するかコンドミニアムの月次契約もあります。
まずは行かれようと思っているところに1ケ月から2ケ月程度遊びに行く感覚で良いと思います。
その行かれる国の風土、国民、料理や雰囲気を肌で感じて長く行けそうだったらLONG STAY VISAないしは就業される方は就業VISAを並行して取得に入れば大丈夫です。
先立つものはお金と家族です。
海外移住する場合は、当面の生活費1年分程度は確保しておけば十分です。
当然ランチが3,000円もするシンガポールではきついかも知れませんが通常タイ、インドネシア、ベトナムなど別ブログ以下でインドネシア編で纏めてあるのでご参照ください。JAKARTAは物価が高いですが、カラワンなら月10万円あれな十分生活でき、もし20万円現地で稼げば10万円貯金できておられる方が結構おられます。
当然年金20万円あるかたは悠々自適な生活が送れます。
大切なのはパートナー(ご家族)です。長い人生をどのようにどこでどうやって有意義に過ごせるのか真剣に周りを見ながらじっくり考える時間と機会が一番求められているのです。
海外移住する富裕層の目的は「子どもの教育」が大半であり、子供に英語、中国語など国際感覚を身につけさせたい親の意図があるようです。
人それぞれなので何が正解ということはありませんが、一度しかない人生を有意義に送られた方がいいと思うのと円資産だけ増やして負け組に入るRISKは回避された方が賢明と考えます。
ビザ・滞在許可の取得
海外で働くには、就労ビザが必要になりますが、心配なさらなくて大丈夫。細かいことは後で対応できるので読み流して次へ行っていただいて結構です。
国 | シニアー求人 | VISA | 業種 |
シンガポール | △ | 大学卒必要,(大学の中でも指定があります。) 雇用PASS、Employament pass(最近結構取得が難しい) | ジュロングアイランド 化学プラント及び一般産業、経営コンサルタント |
マレーシア | 〇 | 期滞在に最近人気があるが、制約も強化 (A)雇用パス (Employment Pass) 24ヶ月以上滞在する駐在員が対象。 (B)一時就労パス (Temporary Employment Visit Pass) 24ヶ月未満で就労する非熟練・半熟練労働者が対象 (C)プロフェッショナル・パス (Professional Visit Pass) マレーシア国外の企業に籍をおいたままマレーシア国内でプロジェクトの技術顧問や機械据付等の業務で、滞在日程がほぼ確定している1年以内の短期就労者が対象 (D)駐在員の配偶者・子供の滞在 (Dependent Pass) 雇用パスを取得した駐在員に帯同する家族が対象。有効期間は駐在員の雇用パスと一致する。 | 施工管理、物流マネージャー、各種営業、 |
タイ | ◎ | (A) 日本のタイ大使館(東京・大阪)で就労ビザ(Bビザ)を申請取得し、タイへ入国するケース。 (B) ノービザ状態でタイに入国している場合、一旦出国し、日本またはラオス、シンガポール、マレーシア等近隣国のタイ大使館で就労ビザ(Bビザ)を取得し、タイへ再入国するケース。 (C)これまで別カテゴリーのビザやノービザで一時タイに滞在中の人が、労働に就くにあたりタイ国内で就労ビザ(Bビザ)に切り替えるケース。 | シラチャ・チョンブリ他工場系管理(施工系、機械系経験者) 及びQA,QC等多い。他BPO(財務経験者)マネージャー |
ベトナム | 〇 | ベトナムはVISAの種類が多く複雑です。 就業VISA(査証)と3ケ月以上滞在する場合は、労働許可証が必要。 ベトナムの就労ビザには、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のそれぞれ「シングルビザ」、「マルチプルビザ」があります。「シングルビザ」の場合、ベトナムに入国後にベトナムから出国した時点でビザ効力がなくなります。「マルチビザ」とは、ビザ有効期間内であれば何度でも、ベトナムへの出入国が可能なビザのことです。 就労ビザの種類に関しては、『DN』と呼ばれる”ベトナム企業を訪問する外国人が取得するビザ”と、『LD』と呼ばれる”外資企業に務める人が取得するビザ”の2種類があります。ビザの有効期間、ベトナムへの出入国が1回のみか複数回可能かどうかによる、ビザカテゴリーの違いはありません。これらの情報はビザに別途記載されています。 また、2015年からビザタイプが20種類に細分化され、ビザのカテゴリー変更が不可能になっています。 | ハノイ、タンロン工業団地工場系(設備工事・水処理関係・安全など経験者を募集) |
インドネシア | ◎ | 視察・会議まで、ビジネスVISA(212) 工場への立ち入り含む場合:就労と見なされる危険性があり一時滞在VISA(c312,VITASの取得が必要) 就労VISA取得の要件として、学歴(大学卒)や6年以上の職歴を求められることが多いです。 | カラワン・チカラン工業団地など工場系、サービスアパート管理系多い 工場長候補・設備系・プロジェクト管理多い、経営コンサルタント |
フィリピン | 〇 | 9(g)雇用ビザ(Prearranged Employee Visa)が必要 但し、上記はフィリピン滞在が許可されるだけなので、他に 1)外国人雇用許可証(AEP) 2)外国人登録書 が必要になります。 ややこしいのは、上記AEPを取得するのに、就労ビザとは別にフィリピン労働雇用省(DOLE)が発行する許可証を別途発行する必要があります。 合わせて、6ケ月以上滞在する場合は、出国許可証(ECC)を取得する義務も発生します。 | |
他アジア カンボジア、ラオス、ミャンマー | 〇 | 国によって違いますが、そう難しくはありません。 | 工場系、設備系、プロジェクト管理、安全・衛生管理 |
まとめ
ながくなるので今回は、移住の入口編までにしておきますが、長期滞在というOptionをぜひ考えられると良いと思うのとやはり海外でどのようなあなたにあったお仕事に就けるかを調べておくことが大切になります。
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